意地悪な副社長との素直な恋の始め方


さ迷い、漂っていたものが、在るべき場所にぴたりと落ち着いた気がした。

自分に自信なんて、まるでない。
でも、いまの自分が何をしたいかは、わかっている。
何を撮りたいか、誰を撮りたいかは、わかっている。



撮らずにはいられないほど、惹かれるものがある。



抜け殻のようないまのわたしを動かすのは、その想いだけだった。



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