意地悪な副社長との素直な恋の始め方
思わずビクリとして目を開ければ、すぐそこに漆黒の瞳が見えた。
目が合えば、抱く欲望をごまかせない。
それでも、認めたくない。
「…………」
「偲月」
「…………」
「……偲月」
「……んっ……」
「偲月、口……開けろ」
唇を重ねる合間に名を呼ぶ朔哉の声に、抗えなかった。
蜜の甘さを味わいたい気持ちを、どうしても止められなかった。
唇を開き、深いキスを受け入れてしまえば、躊躇いは消え失せた。
目が合えば、抱く欲望をごまかせない。
それでも、認めたくない。
「…………」
「偲月」
「…………」
「……偲月」
「……んっ……」
「偲月、口……開けろ」
唇を重ねる合間に名を呼ぶ朔哉の声に、抗えなかった。
蜜の甘さを味わいたい気持ちを、どうしても止められなかった。
唇を開き、深いキスを受け入れてしまえば、躊躇いは消え失せた。