意地悪な副社長との素直な恋の始め方


「もしもーし」


用があるなら、直接会いにくればいいのに、と同じ場所にいるはずの彼がわざわざ電話して来たことを不審に思いつつ、応答する。


『偲月?』

「はい?」

『おまえとは、結婚できない』

「は?」

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