恋愛計算は間違える(アルバートとテレーサ)
「お前のせいで、俺の余計な仕事が増えるんだ。
ブランシュールが人質を解除したのはいいが、ここにいる以上は、
速攻、不法滞在で強制送還だからな。
のんきにジャム売りの商売している訳にはいかないぞ」

「強制送還か・・」
アルが考え込んだ。
「そのうち、行くからな。考えておけよ。
俺はお前の事は嫌いじゃない・・
だから警告してやっているのだ」
管理官はそう言い放つと、立ち去った。

国に戻ったら、
もう二度とここには戻れない。
あの岩塩抗も、まだ話は具体化していない。

時間がない・・・
それに俺がいなくなったら・・・
テレーサは一人になってしまう
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