王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
「お休みをいただいても、する事ありませんので……」
「…………だったら、私とデートしてください!」
小夜が言った。
「え?いえ、でも…」
またさりげなく椿姫を見る、二階堂。
「私は構わないわよ!小夜なら安心だし」
二階堂を見て、微笑む椿姫。
「行きましょうよ~お食事だけでも!」
「では、お食事だけなら……」
「やったー
また、連絡しますね!」
「はい」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「楽しみね!」
「え?」
「小夜、とってもいい子だからよろしくね!」
帰りの車の中で、嬉しそうに話す椿姫。
「はい」
バックミラー越しに話す。
「どうしたの?」
「え?」
「なんか…辛そう。
もしかして、嫌だった?デート」
「いえ、そのようなことはありません!」
「だったらいいけど……
まぁ…ゆっくりお食事してきて!
あ、でも私の愚痴で盛り上がらないでよ(笑)!
後から小夜に聞くからね!」
「愚痴なんてありません!」
「え?二階堂?」
少し冗談で言ったつもりが、はっきり反論されびっくりする、椿姫。
「あ…すみません……
あの、ほらっ、椿姫様のお世話ができるだけで幸せですから!」
「うん…ありが…とう」
「おかえり~!椿姫!遅いよ!」
屋敷に帰りついてすぐ、椿姫に抱きつく琥珀。
「ただいま、琥珀」
椿姫もキュッと、琥珀の服を握った。
「どうしたの?
友達と喧嘩でもした?元気ない……」
「ううん」
「椿姫、言ってよ!
俺が何でもするよ」
部屋でソファに並んで座っている二人。
落ち込んだように元気のない椿姫の頭を撫でながら、琥珀が言った。
「…………だったら、私とデートしてください!」
小夜が言った。
「え?いえ、でも…」
またさりげなく椿姫を見る、二階堂。
「私は構わないわよ!小夜なら安心だし」
二階堂を見て、微笑む椿姫。
「行きましょうよ~お食事だけでも!」
「では、お食事だけなら……」
「やったー
また、連絡しますね!」
「はい」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「楽しみね!」
「え?」
「小夜、とってもいい子だからよろしくね!」
帰りの車の中で、嬉しそうに話す椿姫。
「はい」
バックミラー越しに話す。
「どうしたの?」
「え?」
「なんか…辛そう。
もしかして、嫌だった?デート」
「いえ、そのようなことはありません!」
「だったらいいけど……
まぁ…ゆっくりお食事してきて!
あ、でも私の愚痴で盛り上がらないでよ(笑)!
後から小夜に聞くからね!」
「愚痴なんてありません!」
「え?二階堂?」
少し冗談で言ったつもりが、はっきり反論されびっくりする、椿姫。
「あ…すみません……
あの、ほらっ、椿姫様のお世話ができるだけで幸せですから!」
「うん…ありが…とう」
「おかえり~!椿姫!遅いよ!」
屋敷に帰りついてすぐ、椿姫に抱きつく琥珀。
「ただいま、琥珀」
椿姫もキュッと、琥珀の服を握った。
「どうしたの?
友達と喧嘩でもした?元気ない……」
「ううん」
「椿姫、言ってよ!
俺が何でもするよ」
部屋でソファに並んで座っている二人。
落ち込んだように元気のない椿姫の頭を撫でながら、琥珀が言った。