王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
「スゲー!これを、椿姫が?」
そこには色々な種類のサンドイッチが並んでいた。
「見た目も綺麗ですね!」
「椿姫の手作りなんて初めて!」
「琥珀様も食べたことないんですか?」
「うん、椿姫は何もさせてもらえなかったからな。
一人で行動なんて、もってのほかだったし……
彩姫子おばに縛りつけられて、いつも誰かが傍についてた。だから、パーティーで俺と二人でホテルの庭で話すのが、楽しみだって言ってた。
その時だけは、自分の意思でここにいるって思えるからって!
完全な籠の中の鳥だったからなぁ。
まぁ…俺は、結構色々やりたいように生きてきたけどな(笑)
だから、俺はできる限り自由にさせたいなぁ。
まぁ…俺から離れるのはダメだけど…!」
「そうですね」
二人で味わって食べる。
「お前、味わって食えよ!」
「はい、でも…作ったのは、椿姫様ですよね?」
「“俺の”椿姫が作ったの!」
「はい、はい。
そうですね。やっぱ、ガキだな……」
「は?お前さぁ、最近何なの?」
「何なのとは?」
「俺に喧嘩売ってんの?」
「まさか!滅相もございません…!」
そしてそれから、午後の仕事に取りかかった。
「琥珀様、会議の時間ですよ」
「ん」
会議室に移動する。
中に入ると、幹部達が座っていた。
そこを堂々と歩く、琥珀。
親子程、歳の離れた幹部たちと対等に話す琥珀。
幹部の突っ込んだ質問にも、冷静に答えていく。
琥珀は心の中でほくそ笑んでいた。
わざとに突っ込んだ質問をされているのは、わかっている。
だから、それを完璧に答える。
琥珀はいつもその状況を楽しんでいた。
「では次は、今度のパーティーの件ですが……」
「あ、それさぁ……」
「はい?」
「必要?」
「は?」
そこには色々な種類のサンドイッチが並んでいた。
「見た目も綺麗ですね!」
「椿姫の手作りなんて初めて!」
「琥珀様も食べたことないんですか?」
「うん、椿姫は何もさせてもらえなかったからな。
一人で行動なんて、もってのほかだったし……
彩姫子おばに縛りつけられて、いつも誰かが傍についてた。だから、パーティーで俺と二人でホテルの庭で話すのが、楽しみだって言ってた。
その時だけは、自分の意思でここにいるって思えるからって!
完全な籠の中の鳥だったからなぁ。
まぁ…俺は、結構色々やりたいように生きてきたけどな(笑)
だから、俺はできる限り自由にさせたいなぁ。
まぁ…俺から離れるのはダメだけど…!」
「そうですね」
二人で味わって食べる。
「お前、味わって食えよ!」
「はい、でも…作ったのは、椿姫様ですよね?」
「“俺の”椿姫が作ったの!」
「はい、はい。
そうですね。やっぱ、ガキだな……」
「は?お前さぁ、最近何なの?」
「何なのとは?」
「俺に喧嘩売ってんの?」
「まさか!滅相もございません…!」
そしてそれから、午後の仕事に取りかかった。
「琥珀様、会議の時間ですよ」
「ん」
会議室に移動する。
中に入ると、幹部達が座っていた。
そこを堂々と歩く、琥珀。
親子程、歳の離れた幹部たちと対等に話す琥珀。
幹部の突っ込んだ質問にも、冷静に答えていく。
琥珀は心の中でほくそ笑んでいた。
わざとに突っ込んだ質問をされているのは、わかっている。
だから、それを完璧に答える。
琥珀はいつもその状況を楽しんでいた。
「では次は、今度のパーティーの件ですが……」
「あ、それさぁ……」
「はい?」
「必要?」
「は?」