王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
二人が結婚し新居に住んで、三ヶ月が経った。
その際、二階堂、井高、川下も一緒に越してきて引き続き、琥珀や椿姫の執事・メイドとして働いているのだ。
「明日はいよいよですね」
「あぁ」
「椿姫様を困らせるようなことだけは、止めてくださいね」
「当たり前じゃん!それ!」
「彩姫子様といつも、言い合いするではありませんか?」
「だって、あのババァ…いまだに突っかかってくるんだもん!椿姫を取ったっつって!
それに、毎週泊まりに来るし……」
「彩姫子様、寂しいみたいですよ。椿姫様がいなくて…」
「俺は今までずーっと、寂しかったもん!
お前はいいよなぁ。ずーっと椿姫といれて……!」
「フッ…!それ、彩姫子様にも言われました。
やはり、似てますね。お二人は」
クスクス笑って、琥珀に言った。
「なんでババァとお似合いなんだよ!
俺は、椿姫とだけお似合いがいい!」
「そんなこと言うと、また椿姫様に子ども扱いされますよ」
「……るせーよ!早く下がれ!」
「はい、失礼いたしました」
「はい、失礼されました!」
一礼して、去っていった二階堂だった。
「……てか椿姫、遅い!!」
琥珀も部屋を出ていく。
広い屋敷の中を探し回る琥珀。
すると、廊下で川下と話しているのを見つけた。
結婚してから、二人はとても仲良くなったのだ。
あんなに嫉妬し合っていたのにだ!
「確かに琥珀様は、私の憧れの方です。
でも椿姫様となら、大歓迎です」
と急に結婚に大賛成しだし、今ではよく二人で話しているのを見ることが多い。
「また、川下に嫉妬ですか?」
その際、二階堂、井高、川下も一緒に越してきて引き続き、琥珀や椿姫の執事・メイドとして働いているのだ。
「明日はいよいよですね」
「あぁ」
「椿姫様を困らせるようなことだけは、止めてくださいね」
「当たり前じゃん!それ!」
「彩姫子様といつも、言い合いするではありませんか?」
「だって、あのババァ…いまだに突っかかってくるんだもん!椿姫を取ったっつって!
それに、毎週泊まりに来るし……」
「彩姫子様、寂しいみたいですよ。椿姫様がいなくて…」
「俺は今までずーっと、寂しかったもん!
お前はいいよなぁ。ずーっと椿姫といれて……!」
「フッ…!それ、彩姫子様にも言われました。
やはり、似てますね。お二人は」
クスクス笑って、琥珀に言った。
「なんでババァとお似合いなんだよ!
俺は、椿姫とだけお似合いがいい!」
「そんなこと言うと、また椿姫様に子ども扱いされますよ」
「……るせーよ!早く下がれ!」
「はい、失礼いたしました」
「はい、失礼されました!」
一礼して、去っていった二階堂だった。
「……てか椿姫、遅い!!」
琥珀も部屋を出ていく。
広い屋敷の中を探し回る琥珀。
すると、廊下で川下と話しているのを見つけた。
結婚してから、二人はとても仲良くなったのだ。
あんなに嫉妬し合っていたのにだ!
「確かに琥珀様は、私の憧れの方です。
でも椿姫様となら、大歓迎です」
と急に結婚に大賛成しだし、今ではよく二人で話しているのを見ることが多い。
「また、川下に嫉妬ですか?」