王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
「は?何だよ!?」
いつの間にか、隣に井高が立っていた。
「ご心配なさらなくても、椿姫様は琥珀様は一筋なんですからいいではありませんか?」
と二階堂と同じことを言う。
「ダメ!」
「は?」
「だってもう椿姫は、俺だけのモノだもん!ダメに決まってんじゃん!」
「はぁー、琥珀様は勘違いされてますよ。
結婚したからといって、全て独占できるわけではありません。
それに、椿姫様は誰のモノでもありません」
「はぁぁ!?」
ガン━━━━━━!!!
琥珀は井高の胸ぐらを掴み、壁に押しつけた。
「お前…ふざけるなよ……!」
でも井高は、特に怖がることもなく見据えている。
「琥珀!!!」
「え?椿姫」
「井高さんを離して!どうしてそんな酷いことするの!?」
「あ……椿姫…」
ゆっくり掴んでいた胸ぐらを離した。
「井高さん、大丈夫!?」
井高の元へ駆けつけ、胸元を整えながら見上げた。
「はい、大丈夫ですよ!僕が琥珀様を怒らせたんです。だから、琥珀様を怒らないであげてください」
さりげなく椿姫の手を取り、包み込んだ。
「でも、あんな……」
「ほんとに大丈夫ですから、琥珀様のとこに行ってあげてください」
微笑む、井高。
「そうね。
琥珀」
「椿姫…」
かなり落ち込んでいる、琥珀。
琥珀にとって椿姫に怒られること、椿姫を悲しませることは苦痛でしかない。
「琥珀?部屋に行きましょ?」
「うん」
琥珀の手を引っ張り部屋に戻った、椿姫だった。
「まさか琥珀様、また私にヤキモチを?」
川下が井高に問いかける。
いつの間にか、隣に井高が立っていた。
「ご心配なさらなくても、椿姫様は琥珀様は一筋なんですからいいではありませんか?」
と二階堂と同じことを言う。
「ダメ!」
「は?」
「だってもう椿姫は、俺だけのモノだもん!ダメに決まってんじゃん!」
「はぁー、琥珀様は勘違いされてますよ。
結婚したからといって、全て独占できるわけではありません。
それに、椿姫様は誰のモノでもありません」
「はぁぁ!?」
ガン━━━━━━!!!
琥珀は井高の胸ぐらを掴み、壁に押しつけた。
「お前…ふざけるなよ……!」
でも井高は、特に怖がることもなく見据えている。
「琥珀!!!」
「え?椿姫」
「井高さんを離して!どうしてそんな酷いことするの!?」
「あ……椿姫…」
ゆっくり掴んでいた胸ぐらを離した。
「井高さん、大丈夫!?」
井高の元へ駆けつけ、胸元を整えながら見上げた。
「はい、大丈夫ですよ!僕が琥珀様を怒らせたんです。だから、琥珀様を怒らないであげてください」
さりげなく椿姫の手を取り、包み込んだ。
「でも、あんな……」
「ほんとに大丈夫ですから、琥珀様のとこに行ってあげてください」
微笑む、井高。
「そうね。
琥珀」
「椿姫…」
かなり落ち込んでいる、琥珀。
琥珀にとって椿姫に怒られること、椿姫を悲しませることは苦痛でしかない。
「琥珀?部屋に行きましょ?」
「うん」
琥珀の手を引っ張り部屋に戻った、椿姫だった。
「まさか琥珀様、また私にヤキモチを?」
川下が井高に問いかける。