王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
「監…禁?」
「椿姫は、生まれた時から彩姫子おばに大切に囲われて生きてきただろ?
いつも誰かが傍についていて、色んな害から守られてた。
最初はね、椿姫が可哀想だなって思ってた。
自由が一切なくて、俺だったら息がつまって逃げだすなぁって!
でも椿姫は、いつも笑顔で……
しかも、周りの人間を笑顔にしてた。
優しくて、穏やかで、純粋で、可愛い。
みんな椿姫に癒されてた。
なんであんな縛りつけられてるのに、笑顔でいれるのか不思議だった。
そしたら、椿姫言ったじゃん!
“私は何もできないけど、せめてお父様やお母様や使用人のみんなの癒しになりたい。それが唯一の仕事!
なんてね(笑)”って!
だから、思ったんだ。
俺も椿姫に癒されたいって!だから、俺が傍で守りたいって!」
「琥珀…」
「コイツ等だって、椿姫の世話がしたくてここにいるんだよ!世話させてやれよ!」
「二階堂、井高さん、川下さん」
三人が微笑んで見ている。
「わかった。ありがとう!琥珀。
みんなも」
「椿姫様、これからもよろしくお願いします」
やっと椿姫のいつもの笑顔に戻ったのだった。
「よし、これで大丈夫ですよ」
二階堂が丁寧に手当てをする。
「ありがとう、二階堂」
「いえ////」
二階堂が部屋を出ていく。
「椿姫」
琥珀はやっぱり椿姫から離れず、くっついている。
「何?」
「俺を見て!」
「琥珀?」
「俺だけを見て!」
「見てるよ」
「俺は椿姫が大好きだよ」
「うん。私も琥珀が大好きよ」
「もう、一人でなんて言うなよ!
ほんとに監禁するよ?」
「監禁なんて怖い…」
「でしょ?だから、もう言わないで」
「わかった。約束」
そう言って、小指を出す椿姫。
「可愛い~!!」
琥珀もその細い小指に、自分の小指を絡めた。
「椿姫は、生まれた時から彩姫子おばに大切に囲われて生きてきただろ?
いつも誰かが傍についていて、色んな害から守られてた。
最初はね、椿姫が可哀想だなって思ってた。
自由が一切なくて、俺だったら息がつまって逃げだすなぁって!
でも椿姫は、いつも笑顔で……
しかも、周りの人間を笑顔にしてた。
優しくて、穏やかで、純粋で、可愛い。
みんな椿姫に癒されてた。
なんであんな縛りつけられてるのに、笑顔でいれるのか不思議だった。
そしたら、椿姫言ったじゃん!
“私は何もできないけど、せめてお父様やお母様や使用人のみんなの癒しになりたい。それが唯一の仕事!
なんてね(笑)”って!
だから、思ったんだ。
俺も椿姫に癒されたいって!だから、俺が傍で守りたいって!」
「琥珀…」
「コイツ等だって、椿姫の世話がしたくてここにいるんだよ!世話させてやれよ!」
「二階堂、井高さん、川下さん」
三人が微笑んで見ている。
「わかった。ありがとう!琥珀。
みんなも」
「椿姫様、これからもよろしくお願いします」
やっと椿姫のいつもの笑顔に戻ったのだった。
「よし、これで大丈夫ですよ」
二階堂が丁寧に手当てをする。
「ありがとう、二階堂」
「いえ////」
二階堂が部屋を出ていく。
「椿姫」
琥珀はやっぱり椿姫から離れず、くっついている。
「何?」
「俺を見て!」
「琥珀?」
「俺だけを見て!」
「見てるよ」
「俺は椿姫が大好きだよ」
「うん。私も琥珀が大好きよ」
「もう、一人でなんて言うなよ!
ほんとに監禁するよ?」
「監禁なんて怖い…」
「でしょ?だから、もう言わないで」
「わかった。約束」
そう言って、小指を出す椿姫。
「可愛い~!!」
琥珀もその細い小指に、自分の小指を絡めた。