王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
「何やってるの?琥珀」
「兎を抱いてるの。だって、これ俺達なんだろ?
だから、俺が椿姫を抱いてるの」
「……////
変なことしないで?」
思わず赤くなった椿姫は、兎を隠すように抱き締めた。
「変なことって何?
愛し合ってるのに!」
「もう、返して!」
虎を琥珀から奪い取り、兎と一緒に抱き締めた。
「では、もう出ましょうか?」
二階堂の言葉に、頷く一行。
「私、お手洗い行ってくる。これ持って、先に出てて?」
椿姫が琥珀にぬいぐるみを渡しながら、一言言ってトイレの方に向かう。
「僕が椿姫様をお待ちしますので、琥珀様と井高さんは外でお待ち下さい」
「やだ、俺もここで待ってる」
「それにしてもさすがですね。琥珀様」
二階堂が琥珀が持っている、虎を見て言った。
「は?何が?」
「わざとですよね?」
「は?」
「琥珀様なら…一発とはいわなくても、もっと簡単に取れましたよね?
椿姫様に取らせる為に、わざとに下手なふりしましたよね?」
二階堂のツッコミに、琥珀は“フッ”と微笑んだ。
帰りの車内。
「何か食べて帰ろ?」
「では、いつものレストランに連絡しますね!」
二階堂がスマホを取り出す。
「あ、待って!」
「え?椿姫様?」
「ラーメン食べたい!」
「は?」
「椿姫様、それはちょっと……」
「え?ダメ?
琥珀、ラーメン食べよ?」
「最近どうしたの?
ゲーセン行きたいとか、今もラーメンなんて……
椿姫、食べたことないだろ?」
「兎を抱いてるの。だって、これ俺達なんだろ?
だから、俺が椿姫を抱いてるの」
「……////
変なことしないで?」
思わず赤くなった椿姫は、兎を隠すように抱き締めた。
「変なことって何?
愛し合ってるのに!」
「もう、返して!」
虎を琥珀から奪い取り、兎と一緒に抱き締めた。
「では、もう出ましょうか?」
二階堂の言葉に、頷く一行。
「私、お手洗い行ってくる。これ持って、先に出てて?」
椿姫が琥珀にぬいぐるみを渡しながら、一言言ってトイレの方に向かう。
「僕が椿姫様をお待ちしますので、琥珀様と井高さんは外でお待ち下さい」
「やだ、俺もここで待ってる」
「それにしてもさすがですね。琥珀様」
二階堂が琥珀が持っている、虎を見て言った。
「は?何が?」
「わざとですよね?」
「は?」
「琥珀様なら…一発とはいわなくても、もっと簡単に取れましたよね?
椿姫様に取らせる為に、わざとに下手なふりしましたよね?」
二階堂のツッコミに、琥珀は“フッ”と微笑んだ。
帰りの車内。
「何か食べて帰ろ?」
「では、いつものレストランに連絡しますね!」
二階堂がスマホを取り出す。
「あ、待って!」
「え?椿姫様?」
「ラーメン食べたい!」
「は?」
「椿姫様、それはちょっと……」
「え?ダメ?
琥珀、ラーメン食べよ?」
「最近どうしたの?
ゲーセン行きたいとか、今もラーメンなんて……
椿姫、食べたことないだろ?」