王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
『あ、相手の方来られたみたいだね!じゃあね!琥珀』
「うん!待っててね!」
通話を切った琥珀。
その瞬間、表情がキッと鋭くなり相手を見据えた。
「で?早く済ませようぜ!」
琥珀は本当に、30分で接待を終わらせてしまったのだ。
相手方と一緒に料亭を出た、琥珀。
「ではまた後日、会社の方に伺います!」
「ん。じゃあね~!」
後でに手を振り、車に乗り込んだのだった。
「井高」
「はい」
「さっきの奴等の顔見た?ウケるよな~」
「は?」
バックミラー越しに見た琥珀は、腹を抱えて爆笑していた。
「アイツ等さ、絶対俺のことバカにしてたもんな!
ほんっと、わかりやすっ!」
「琥珀様。その態度……改められませんか?
仕事も誰にも文句言わせないように完璧にこなしてるし、今だってきちんと話し合いを終わらせて素晴らしいのに、その態度のせいで台無しですよ」
「は?うるせー!俺に意見すんな!!」
琥珀が、井高を鋭く睨んだ。
「僕は、悔しいんです!
幼少の頃から、旦那様にかなりのプレッシャーをかけられて生きてきましたよね。
奥様が亡くなってからは特に、圧力が凄かった……
一緒にいた僕でさえも、息苦しかった。
そんな中でかなり努力されたではありませんか?
それこそ、バカにされないように……
それがわかってもらえないじゃないですか?」
「別に~!俺は椿姫がいれば、何もいらない」
煙草を咥え、吸いだした琥珀。
「貴方と言う人は………」
「うん!待っててね!」
通話を切った琥珀。
その瞬間、表情がキッと鋭くなり相手を見据えた。
「で?早く済ませようぜ!」
琥珀は本当に、30分で接待を終わらせてしまったのだ。
相手方と一緒に料亭を出た、琥珀。
「ではまた後日、会社の方に伺います!」
「ん。じゃあね~!」
後でに手を振り、車に乗り込んだのだった。
「井高」
「はい」
「さっきの奴等の顔見た?ウケるよな~」
「は?」
バックミラー越しに見た琥珀は、腹を抱えて爆笑していた。
「アイツ等さ、絶対俺のことバカにしてたもんな!
ほんっと、わかりやすっ!」
「琥珀様。その態度……改められませんか?
仕事も誰にも文句言わせないように完璧にこなしてるし、今だってきちんと話し合いを終わらせて素晴らしいのに、その態度のせいで台無しですよ」
「は?うるせー!俺に意見すんな!!」
琥珀が、井高を鋭く睨んだ。
「僕は、悔しいんです!
幼少の頃から、旦那様にかなりのプレッシャーをかけられて生きてきましたよね。
奥様が亡くなってからは特に、圧力が凄かった……
一緒にいた僕でさえも、息苦しかった。
そんな中でかなり努力されたではありませんか?
それこそ、バカにされないように……
それがわかってもらえないじゃないですか?」
「別に~!俺は椿姫がいれば、何もいらない」
煙草を咥え、吸いだした琥珀。
「貴方と言う人は………」