王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
「穢らわしい……お前のような人間がいるから、椿姫は外に出れねぇんだよ…!?
椿姫に触ったその手…燃やしてやりたい!」
これは寛二の言葉。
「お前さぁ、まさか椿姫と対等とでも思ってねぇだろうな……!?
俺や椿姫から見たら、お前なんて虫以下だぞ。
同じ空気吸えるだけでも、感謝しないといけないのに話しかけて、挙げ句触るなんて………
そんなに死にてぇの?」
琥珀の言葉。
椿姫は信じられない思いで、四人の男を見ていた。
「椿姫、これ以上はダメよ!車で待ってよう?」
「うん…そうね、こんな恐ろしいみんなのこともう…見たくない」
車に乗り込んだ椿姫と小夜。
「別人みたいだった。みんな……」
「必死なのよ、椿姫を守る為に……
多少は力が強くないと、椿姫を守れないでしょ?」
「うん…わかってる」
「椿姫!」
琥珀達が戻ってきた。
椿姫は小夜と共に、車を一度降りた。
目の前にいる四人は、いつもと変わらない穏やかな四人だ。
「椿姫」
琥珀が椿姫に触れようとする。
反射的にビクッと跳ねて、俯いた。
宙で止まる、琥珀の手。
「俺が…俺達が怖い?」
「少し…」
「やっぱ、触れない方がいいかな?俺達……」
琥珀が悲しそうに目を伏せた。
「え?」
「椿姫、ごめんね…怖がらせて……」
と、寛二。
「椿姫様…ちゃんとお守りできなくて、申し訳ありません!」
二階堂も。
「椿姫様…僕も、貴女様を傷つけてしまった……」
井高も、とても悲しそうだ。
先程、春人に凄んでいた四人はどこへいったのだろう。
「琥珀」
「ん?」
「私、琥珀のこと世界で一番大好き……!!」
椿姫に触ったその手…燃やしてやりたい!」
これは寛二の言葉。
「お前さぁ、まさか椿姫と対等とでも思ってねぇだろうな……!?
俺や椿姫から見たら、お前なんて虫以下だぞ。
同じ空気吸えるだけでも、感謝しないといけないのに話しかけて、挙げ句触るなんて………
そんなに死にてぇの?」
琥珀の言葉。
椿姫は信じられない思いで、四人の男を見ていた。
「椿姫、これ以上はダメよ!車で待ってよう?」
「うん…そうね、こんな恐ろしいみんなのこともう…見たくない」
車に乗り込んだ椿姫と小夜。
「別人みたいだった。みんな……」
「必死なのよ、椿姫を守る為に……
多少は力が強くないと、椿姫を守れないでしょ?」
「うん…わかってる」
「椿姫!」
琥珀達が戻ってきた。
椿姫は小夜と共に、車を一度降りた。
目の前にいる四人は、いつもと変わらない穏やかな四人だ。
「椿姫」
琥珀が椿姫に触れようとする。
反射的にビクッと跳ねて、俯いた。
宙で止まる、琥珀の手。
「俺が…俺達が怖い?」
「少し…」
「やっぱ、触れない方がいいかな?俺達……」
琥珀が悲しそうに目を伏せた。
「え?」
「椿姫、ごめんね…怖がらせて……」
と、寛二。
「椿姫様…ちゃんとお守りできなくて、申し訳ありません!」
二階堂も。
「椿姫様…僕も、貴女様を傷つけてしまった……」
井高も、とても悲しそうだ。
先程、春人に凄んでいた四人はどこへいったのだろう。
「琥珀」
「ん?」
「私、琥珀のこと世界で一番大好き……!!」