王子と姫の狂おしい愛~結婚生活編~
王子は姫“しか”見えない
「椿姫、どうだった?」
「楽しかったよ!」
「そう…」
「瑠樹くんにも久しぶりに会えたし」
「は━━━━?」
琥珀の雰囲気が、黒く染まった。
「琥珀…怖い……それに、手…痛いよ。
離して……!?」
屋敷に帰りつき、琥珀にベットに縫いつけられるように組み敷かれている、椿姫。
「椿姫」
「な、何?」
「椿姫は、誰の、お姫様かな?」
「あ…あ…」
椿姫は琥珀の恐ろしさに、喉がつっかかり言葉が出ない。
「言って?」
「こ、は…く」
「そうだよね~フフ…」
「離…し…」
「やだよ!だって、俺のだもん!離れたくない!」
身体が次第に震えてきて、目に涙が溜まっていく。
「琥珀…お願…」
「泣いてもダメ!
てか、よく見ると椿姫の泣いてる姿って可愛い~
涙も綺麗……」
琥珀はうっとりして見つめながら言った。
椿姫は震えながら、琥珀を見上げ思う。
結婚前は結婚して一緒に住めば、琥珀の束縛や執着は少し位落ちつくと思っていた。
でもそれは、間違いだった━━━━━
最近の琥珀は、日に日に支配が強くなって狂っていく。
椿姫の涙に弱いはずの琥珀が、その涙に興奮を覚えだしている。
「どうし、てそんなに…怒るの…?」
「瑠樹って、中学ん時の彼氏だろ?」
「そう、だよ…」
「椿姫の初めての彼氏…アイツだけはいつも邪魔だった。椿姫の彼氏ってだけで、いつも椿姫と一緒にいたから。俺、大嫌いなんだ…奴だけは。
そんな奴と会って、楽しかったなんて……
怒るに決まってる」
「楽しかったよ!」
「そう…」
「瑠樹くんにも久しぶりに会えたし」
「は━━━━?」
琥珀の雰囲気が、黒く染まった。
「琥珀…怖い……それに、手…痛いよ。
離して……!?」
屋敷に帰りつき、琥珀にベットに縫いつけられるように組み敷かれている、椿姫。
「椿姫」
「な、何?」
「椿姫は、誰の、お姫様かな?」
「あ…あ…」
椿姫は琥珀の恐ろしさに、喉がつっかかり言葉が出ない。
「言って?」
「こ、は…く」
「そうだよね~フフ…」
「離…し…」
「やだよ!だって、俺のだもん!離れたくない!」
身体が次第に震えてきて、目に涙が溜まっていく。
「琥珀…お願…」
「泣いてもダメ!
てか、よく見ると椿姫の泣いてる姿って可愛い~
涙も綺麗……」
琥珀はうっとりして見つめながら言った。
椿姫は震えながら、琥珀を見上げ思う。
結婚前は結婚して一緒に住めば、琥珀の束縛や執着は少し位落ちつくと思っていた。
でもそれは、間違いだった━━━━━
最近の琥珀は、日に日に支配が強くなって狂っていく。
椿姫の涙に弱いはずの琥珀が、その涙に興奮を覚えだしている。
「どうし、てそんなに…怒るの…?」
「瑠樹って、中学ん時の彼氏だろ?」
「そう、だよ…」
「椿姫の初めての彼氏…アイツだけはいつも邪魔だった。椿姫の彼氏ってだけで、いつも椿姫と一緒にいたから。俺、大嫌いなんだ…奴だけは。
そんな奴と会って、楽しかったなんて……
怒るに決まってる」