居場所の無い人達へ

持っていた彼の鞄を優しく渡して、

「俺、たまーにここに来ることにするから
サグリ、どうする?」

ここに来ることを告げた。

「そ、じゃ……ぼくも、そうしようかな……」

「やっぱ双子だな!俺ら!シンクロした!!」

「そうだね。離れても、心は1つに……なんて、ね」

2人笑いあって、楽園を去った。

それから、宣言通り二人とも来ることになったとさ。
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