下弦の月
「悪いのは…俺だ。」
耳に掛かる柊輔さんの切な気な声。
溢れ落ちる涙をそのままに、首を大きく横に振る。
「月香…」
まだ切な気な声で名前を呼ばれ、顎に指を添えて。
自分の方へ向かすと。
唇が重ねられて、すぐに離された唇は。
溢れる涙を舌で掬われた。
「俺は…泣かせてばかりだな。だけどな、お前を離してやれないんだ…泣かせてばかりだが、これからもずっと…側にいてくれるか?」
「…もちろん…」
迷いなんてない、私も同じように柊輔さんを離せないのだから。
もう、生涯でこんなに愛せる人はいないんじゃないか?
ってくらいに、愛しているから。
あの現場を見て始めて、自分が知らない間に強くなっている想いに気付いた。
重ねられた唇の隙間から入る熱い舌を絡ませて。
何度も唇を重ね合わせて。
お姫様抱っこされた身体は、ベットに沈んで。
二つの身体をひとつに繋げた。
耳に掛かる柊輔さんの切な気な声。
溢れ落ちる涙をそのままに、首を大きく横に振る。
「月香…」
まだ切な気な声で名前を呼ばれ、顎に指を添えて。
自分の方へ向かすと。
唇が重ねられて、すぐに離された唇は。
溢れる涙を舌で掬われた。
「俺は…泣かせてばかりだな。だけどな、お前を離してやれないんだ…泣かせてばかりだが、これからもずっと…側にいてくれるか?」
「…もちろん…」
迷いなんてない、私も同じように柊輔さんを離せないのだから。
もう、生涯でこんなに愛せる人はいないんじゃないか?
ってくらいに、愛しているから。
あの現場を見て始めて、自分が知らない間に強くなっている想いに気付いた。
重ねられた唇の隙間から入る熱い舌を絡ませて。
何度も唇を重ね合わせて。
お姫様抱っこされた身体は、ベットに沈んで。
二つの身体をひとつに繋げた。