下弦の月
沖田さんは、やはり体調は思わしくなく……
幕府の医師である松本良順先生の所に身を寄せる。
その世話役として、土方さんは八重を同行させた。
八重は、
「斎藤さんの側にいたい。」
と懇願したが、斎藤さんにも。
「総司を頼む。落ち着いたら…必ず行く。」
そう、言われ……渋々ながら了承した。
出立前、二人だけにしてもらい…八重と別れの挨拶を交わした。
「月香と過ごした日々は、忘れないよ。月香の時代でも、また友人になりたい。」
涙を流しながら、私を強く抱き締めてくれた。
「きっと、私の時代ではもう八重とは友達のような気がする。」
本当に、そんな気がして伝えると。
「気を付けてね。月香も、生きて…ちゃんと未来に帰って。」
って…言ってくれた八重。
最後は、笑顔で八重に。
ありがとう。と告げた。
未来から来たと言う怪しい私を助けてくれた八重に、
心を込めて。
幕府の医師である松本良順先生の所に身を寄せる。
その世話役として、土方さんは八重を同行させた。
八重は、
「斎藤さんの側にいたい。」
と懇願したが、斎藤さんにも。
「総司を頼む。落ち着いたら…必ず行く。」
そう、言われ……渋々ながら了承した。
出立前、二人だけにしてもらい…八重と別れの挨拶を交わした。
「月香と過ごした日々は、忘れないよ。月香の時代でも、また友人になりたい。」
涙を流しながら、私を強く抱き締めてくれた。
「きっと、私の時代ではもう八重とは友達のような気がする。」
本当に、そんな気がして伝えると。
「気を付けてね。月香も、生きて…ちゃんと未来に帰って。」
って…言ってくれた八重。
最後は、笑顔で八重に。
ありがとう。と告げた。
未来から来たと言う怪しい私を助けてくれた八重に、
心を込めて。