下弦の月
「いやぁ~、あんな綺麗で気が利く子が側にいてくれて羨ましいよ。」
「悪いが…あいつは俺のだ。」
「わかってるよ。ところで、新政府軍は攻めて来ると思う?」
「来る。雪が溶けたらすぐにでもな…」
「そうだね、だから今から対策を練っておかないと。」
「ああ…もう部下を失うのは御免だからな。」
「土方くん、らしい言葉だね。だけど…もし、だよ?君が死んだら彼女はどうするつもり?」
この質問に…答えを探す。
いいんだろうか、この時代の人間ではないことを話しても。
そんな躊躇いはあったが。
「あいつは…この時代の人間じゃねぇんだ。約150年後から来たらしい…だから元の時代に帰らせる。」
他に答えが見つからず、この人なら大丈夫だろうと月香の素性を話した。
「…驚いたよ、そんな事があるんだね。だけど…君に出会うために彼女は時代を渡って来たのかもしれないね。」
「ふんっ…そうかもな。俺が今…話した、あいつの事は他言はしないでくれるか?」
「もちろん、話さないよ。それじゃ…また後で…」
大鳥さんが出て行った後に、溜め息をついた。
何をしに来たんだ?
大鳥さんなりに、心配してくれているんだろう。
あの人が月香の部屋まで用意してくれたんだからな。
感謝はしてるんだが……。
「悪いが…あいつは俺のだ。」
「わかってるよ。ところで、新政府軍は攻めて来ると思う?」
「来る。雪が溶けたらすぐにでもな…」
「そうだね、だから今から対策を練っておかないと。」
「ああ…もう部下を失うのは御免だからな。」
「土方くん、らしい言葉だね。だけど…もし、だよ?君が死んだら彼女はどうするつもり?」
この質問に…答えを探す。
いいんだろうか、この時代の人間ではないことを話しても。
そんな躊躇いはあったが。
「あいつは…この時代の人間じゃねぇんだ。約150年後から来たらしい…だから元の時代に帰らせる。」
他に答えが見つからず、この人なら大丈夫だろうと月香の素性を話した。
「…驚いたよ、そんな事があるんだね。だけど…君に出会うために彼女は時代を渡って来たのかもしれないね。」
「ふんっ…そうかもな。俺が今…話した、あいつの事は他言はしないでくれるか?」
「もちろん、話さないよ。それじゃ…また後で…」
大鳥さんが出て行った後に、溜め息をついた。
何をしに来たんだ?
大鳥さんなりに、心配してくれているんだろう。
あの人が月香の部屋まで用意してくれたんだからな。
感謝はしてるんだが……。