恋歌-Renka-
第7章
第7章 *プレゼント*
※花音視点
何だかんだで文化祭も終わり
明日は待ちに待った
クリスマス
と言っても特に予定はない。
先輩との一件で帝と
より一層距離を縮められた
気がするーーー
なのに………
「あ、ごめん明日バイト」
「え?」
「うん…だからバイト」
まるでそれが当たり前
とでもいうように
淡々と言葉を発する彼
そして私は思う………
彼氏って何だっけ?
「あ…そう。」
「うん、ごめんな」
悲しそうな顔で謝るくらいなら
なぜバイトを入れたんだお前は…