恋歌-Renka-



みんなで笑って
ケーキ食べて




本当に幸せだな………




みんな最高の
サプライズありがとう!!





「じゃあ……そろそろお開きにしましょうか」






美保が立ち上がって
食器を手に持ちながら言う





「そうだな………」





楽しい時間は
あっという間に
終わってしまう………





片付けを済ませ
萌奈と蒼以外の
4人が坂梛家を
後にした




ーーーーーーー





途中で西谷と美保と別れ
帝と二人きりになる





そして我が家に着いた。





「あ、そうだ!!私も帝に渡したいものがあるんだ!ちょっと待ってろ!」





そう言って玄関に入るなり
パタパタと急ぎ足で
自室に向かう





プレゼントを手にして
帝のもとへ戻る




「は、はいこれっ」




私は袋をつきだした




帝がそれを受け取る




「こ、これ開けていい?」




「どうぞ」




「………ーーーーーーーっ!!」




袋を開けて中身を見るなり
目を見開いて驚く帝




「毎日……徹夜して編んだんだぞ」





私はそっぽを向きながら
照れ臭そうにする




そう……私がプレゼントしたのは




白と黒を交互に
縫い合わせた





手編みのマフラー




「花音……お前まじ最高」




帝はそう呟いて
私を思いきり抱き締めた。
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