恋歌-Renka-



「はいはーい、じゃあ男子は西谷くんに決まりね~!ん、あとは生物委員だね。誰か………」




「待って!」




帝が突然、焦ったような声で
先生の言葉を塞き止める。





「帝くん、今度は何?」




「や、やっぱ………学級委員俺がやる!」





は?
何を言ってるんだコイツは。





私は呆れた眼差しで帝を見る。
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