恋歌-Renka-
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花音さんの口から出た真実を
胸に秘め先輩のいる場所へただ
ひたすら走るーーー。
走って走ってやっと
着いた病院に駆け込むと
ちょうど目の前に先輩がいた。
「先輩!大変です」
先輩を見つけるなり
大きな声で呼びつけ
側まで駆け寄る。
「お前、廊下走んなよ。小学生だって走んねえぞ」
そんな私を見兼ねてか
先輩が注意する
しかし今はそんな事を
気にしている場合じゃない
それよりも重大な事が
今、ここにあるんだーーー
「そ、そんなことより先輩!」
私は強い眼差しで
真剣に先輩を見つめたーーーーー
*琴乃 side END*