来世にご期待下さい!〜前世の許嫁が今世では私に冷たい…と思っていたのに、実は溺愛されていました!?〜
「あっ、でも! 今週は時間ができたので、日曜日にまた行こうかなー……なんて!!」
「……そうですか」
彼は相変わらず無表情で淡白な返事を返しつつ、手に持っていたレジ袋から缶のホットカフェオレを取り出して恋幸に手渡す。
「……? これ、」
「こんな所で呼び止めてすみません、寒かったでしょう」
「い、いえ……! 大丈夫です!」
「そうですか。では……また、日曜日に」
「はいっ!!」
一礼して去る『彼』の後ろ姿を、恋幸は夢心地な気分で見送っていた。
(……あれ? 日曜日に、って……え? 実質、待ち合わせの約束しちゃった……? 和臣様、だいすき! すきすきっ!!)
2月も終わりを迎え、もうすぐ春が来る。
「……そうですか」
彼は相変わらず無表情で淡白な返事を返しつつ、手に持っていたレジ袋から缶のホットカフェオレを取り出して恋幸に手渡す。
「……? これ、」
「こんな所で呼び止めてすみません、寒かったでしょう」
「い、いえ……! 大丈夫です!」
「そうですか。では……また、日曜日に」
「はいっ!!」
一礼して去る『彼』の後ろ姿を、恋幸は夢心地な気分で見送っていた。
(……あれ? 日曜日に、って……え? 実質、待ち合わせの約束しちゃった……? 和臣様、だいすき! すきすきっ!!)
2月も終わりを迎え、もうすぐ春が来る。