来世にご期待下さい!〜前世の許嫁が今世では私に冷たい…と思っていたのに、実は溺愛されていました!?〜
(好き、大好きです。私は、)
この人が好き。
そう想う事に、後付けの理由など必要ないだろう。
「うっ……倉本様、好きです。好き」
「ええ、知っています。私も、小日向さんが好きです」
「わがまま言ってもいいですか? ぎゅーってしてほしいです」
「はい、喜んで」
両腕を広げて待つ裕一郎の胸に飛び込んだ恋幸を、彼は苦しくなるほどに力いっぱい抱きしめる。
互いの体を包む同じ石鹸の香りが、時が経つのを忘れさせる媚薬のように思えた。
この人が好き。
そう想う事に、後付けの理由など必要ないだろう。
「うっ……倉本様、好きです。好き」
「ええ、知っています。私も、小日向さんが好きです」
「わがまま言ってもいいですか? ぎゅーってしてほしいです」
「はい、喜んで」
両腕を広げて待つ裕一郎の胸に飛び込んだ恋幸を、彼は苦しくなるほどに力いっぱい抱きしめる。
互いの体を包む同じ石鹸の香りが、時が経つのを忘れさせる媚薬のように思えた。