来世にご期待下さい!〜前世の許嫁が今世では私に冷たい…と思っていたのに、実は溺愛されていました!?〜
「よしよし、いい子ですね」
裕一郎はひどく優しい声音で言葉を紡ぎ落としつつ、左腕の肘を曲げて恋幸の顔の横につき、右手で頭を撫でながら彼女の頬に幾つかキスを降らせる。
すると、もどかしくなったらしい恋幸はくいと顔を動かして自ら唇を重ねると、誰に促されたわけでもないというのにぎこちない動きで彼の舌を絡め取った。
「……っ、は……」
(ゆーいちろ様……好き、好き。もっと触って)
本能で行動する“今の彼女”にとっては裕一郎の漏らす微かな吐息すらも扇情的で、鳩尾の辺りから湧き上がった言い表し難く熱い感情が下腹を疼かせる。
裕一郎はひどく優しい声音で言葉を紡ぎ落としつつ、左腕の肘を曲げて恋幸の顔の横につき、右手で頭を撫でながら彼女の頬に幾つかキスを降らせる。
すると、もどかしくなったらしい恋幸はくいと顔を動かして自ら唇を重ねると、誰に促されたわけでもないというのにぎこちない動きで彼の舌を絡め取った。
「……っ、は……」
(ゆーいちろ様……好き、好き。もっと触って)
本能で行動する“今の彼女”にとっては裕一郎の漏らす微かな吐息すらも扇情的で、鳩尾の辺りから湧き上がった言い表し難く熱い感情が下腹を疼かせる。