予知夢で香月くんが死ぬことを知ってしまった。
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昼休みーー
私はよっちゃんを連れて、
香月くんのもとへ近づく。
隣には大連くんもいた。
「げ、また来た。」
「話したいことがあるんだけど。」
「なに。告白?」
ざわっ
一気にクラスメイトの視線が私に集まる。
「なっ、ち、違う!///
ぶ、ぶぶぶ部活のことだってば!」
「あー、そーなん。」
口をぎゅっと結んで笑いをこらえる香月くん。
「『ぶぶぶ』って…!」
よっちゃんと大連くんは既に吹き出していた。
最悪…!
「き、来て!」
私はそう言って、教室の外へ歩き出した。
もう!人が香月くんのことを助けようと
一生懸命頑張ってるのに…!
「とりあえず人の来なそうな…
あ、お昼ごはん持ってきた?」
振り返ると、そこにはよっちゃん一人。
「んなっ!!」
「めちゃめちゃ遊ばれてるね、麻。」
「っっ!!あのドS野郎~!」
私はものすごく恥ずかしかったけど、
また教室に戻り、香月くんを引っ張り出した。
「いい加減に…!」
「ごめんごめん、麻。」
あ、また呼んでくれた…。
「…コホンッ。とりあえず行こう。」
「あ、大連も呼ぶ。」
「え…」
呼ぶ前に大連くんもお昼ごはんの包みを持って、
教室から出てきた。
「麻、昨日香月に聞いたよ。
宇宙人から電波受信できるんだって?」
「っっ!!香月くんーー!」
その場にいる私以外の全員がお腹を抱えて笑った。
私…いつからこんな扱いに…
「おい、麻。昼飯食う時間なくなる。
早くしろ。」
「香月くんが悪いんじゃん!」
「早くしろ。」
私は文句を言いながら人の来なそうな空き教室を見つけ、どかっと椅子に座った。