誰が為に、完全犯罪



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《今日・・警察がバイト先に来たって・・。

・・あの日に・・・
新庄さんと私が一緒に出掛けたって・・

“言っちゃったけど大丈夫だったよね?”
ってバイトの友達から連絡来た・・。》


「大丈夫だよアミ。想定の範囲内だから。

あの男の死亡当日の足取りを調べるっていうのは当たり前だからね。」


《ねぇパパ・・私・・・。》


「きっと、警察が居酒屋を特定して・・

あの男とアミが一緒に食事した事実を突き止めるのは時間の問題だと思う。」


《・・スッ・・・・。》


「近いうちに警察が直接アミに事情を聞きに来る。だから・・さっきLINEした内容を伝えるんだ。」


《うん・・。》


「電話でも少し補足するね。

とにかく【事実は事実】として、
ありのままを話す事。

警察は嘘を見破るプロだから、
下手に小細工を入れても簡単に見透かされる。

だから開き直って・・
核心部分だけ嘘をつくんだ。」


《ホントに・・大丈夫なの・・?》


「・・大丈夫・・・。

少しでも時間を稼げれば・・
必ず俺の思惑通りにいくから。」







アミの事を疑いたければ好きに疑え・・。


最初は防戦一方の展開が続くけど、
必ずこっちが攻勢に転じられる時は来る。


その時こそ・・俺の出番が訪れる・・。

























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