誰が為に、完全犯罪
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《ちゃんと言えた・・!
心臓がホントにバクバクしてたけど・・でもちゃんとパパの指示通りに言えたよ・・!》
「偉いぞアミ・・!
もう少しの我慢だからね。
警察はまだアミの事を疑ってるはずだから、
必ずまた接触してくると思う。」
《パパ・・ホントに大丈夫なの・・?》
「大丈夫大丈夫。
アミが安心するなら何回だって言う。
俺がついてるから、アミは絶対に大丈夫。」
《・・スッ・・ありがとう・・。》
「第二段階に入ったらこっちのもんだから、
一気に形勢逆転する。
だからさっきLINEした内容は、
いつ聞かれてもいいように暗記しておいてね。」
《うん・・分かった・・。》
早く辿り着け・・!
“小柳アミの両親は離婚している”
“父親は大村マサオ”
“現在は一人暮らし”
“娘や元 妻とは疎遠”
俺の所へ事情聴取に来た瞬間・・
第2段階が・・
エンドロールが一気に幕を開ける・・!