誰が為に、完全犯罪


―――――― 


「・・・もしも~し!
どうしたのナホミ~?」


《・・・・・・スッ・・・》


「・・・ナホミ?泣いてるの?」


《・・・・スッ・・ヒック・・・・・・
アミちゃん・・どうしよう・・・。》


「え・・・何かあったの・・?」


《どうしよう・・私・・どうしよう・・!?》








―――――― 


“ガチャリ”


「ナホミ!!!」


「・・ウゥゥ・・スッ・・アミぢゃん!!」


「・・・大丈夫!?

って・・うっわ・・・・
ホントに新庄さん殺っちゃったの?」


「・・ァァア・・どうじようアミぢゃん・・
わだじ・・気がづいだらこの部屋に居で・・。」


「写真も撮られたの・・?」


「わがんない・・でも新庄ざんに・・
“もし警察に泣きついたら”っで脅ざれて・・。

もうどうしたらいいか分かんなくなって・・

ずっど好きだっだ人にそういう事言われて・・
ショックで頭が真っ白になっで・・。」


「もうっ・・だから言ったでしょ!!!

新庄さんは絶対ワルな人なんだから、
恋なんかしちゃダメだって!」


「ごめんアミぢゃん・・ごめんなざい・・!」

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