初恋キャンディ〜one-way love〜
「マジ可愛すぎかよ…好きになったら、どう責任とってくれるつもり?」

「んぇ!?」

ちょ、ちょっと待って、かい、いまなんて言った?!

「え、い、いまなんて!?」

「だから…好きになったらどう責任とってくれんのって…」

太陽の光に反射した彼の表情は…赤い。

「えぇ!?」

「なんだよバカ」

え、だ、だって嬉しい、、、

あのかいが私のこと好きになってくれるなんて、そんなこともしあったとしたら、、

全国に住む神様の元を片っ端から訪れて、ひとりひとりに拝みに行こうって思うほど、ほんとにそれくらい…

「もし好きになってくれたとしたら…私もかいに負けないくらいの好きを伝える、よ…?」

そっと彼の制服を掴んで、うつむきがちに見つめると、彼は大きく目を見開いた。

「…は?!まじで…?」

「ホント…だよ?」

「ちょ、え!?!?」

驚いたように私を見ているかいに、小さくはにかむ。

「だって私、かいのことがすきだから…」

「え!?」

「2年前に君を見かけた日から…」

びっくりしたように見つめている様子からして、彼は心当たりがないみたいだ。

まぁ、当然の反応、だって2年前って言ったら、私達が中3の時だもん。


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