初恋キャンディ〜one-way love〜
「あっぶないな、もうなーにっ?!」
「いや、ちょ、待ってごめん、一旦チャリ止めてもいい?」
私の返事を聞くより前に、彼はその場にチャリを止めると、握っていたハンドルに額を押し当てて、そのまま顔を隠してしまった。
「え、大丈夫?」
「ごめんちょっと無理かも…」
「えぇ!?」
もしかして体調悪かったとか?
それならそうだって言ってくれたら、無理に送って欲しいなんて言わなかったのに…
そんなの今更後悔してももう遅い。
とりあえず、ここは何か飲み物とか…買って来た方がいいよね?
私が荷台から降りて自販機を探しに行こうとすると、途端にパシッと手首を掴まれた。
相変わらず顔は隠したままで、そっと一言。
「どこ行くつもり?」
「え、あ、そこらへんで何か飲み物でも買って来よっかな〜って」
「なんで?」
「いや、なんか勇翔体調悪そうだから…」
「どこ見たらそういう判断になるんだよバーカ」
「なっ?!」
こ、こいつ…人がせっかく心配してるのに、バカって言ったんだけど!?
もっと普通はこう、「ありがと」とか素直にお礼言うところじゃないの?
「だ、だって顔隠してるじゃん!!具合悪いのかなって、そんなの誰でも思うでしょ!?」
私がムッとしてそう言い返すと、勇翔は途端に可笑しそうに笑った。
「何それ、もしかして俺のこと心配してくれたの?」
「〜〜っ!」
「いや、ちょ、待ってごめん、一旦チャリ止めてもいい?」
私の返事を聞くより前に、彼はその場にチャリを止めると、握っていたハンドルに額を押し当てて、そのまま顔を隠してしまった。
「え、大丈夫?」
「ごめんちょっと無理かも…」
「えぇ!?」
もしかして体調悪かったとか?
それならそうだって言ってくれたら、無理に送って欲しいなんて言わなかったのに…
そんなの今更後悔してももう遅い。
とりあえず、ここは何か飲み物とか…買って来た方がいいよね?
私が荷台から降りて自販機を探しに行こうとすると、途端にパシッと手首を掴まれた。
相変わらず顔は隠したままで、そっと一言。
「どこ行くつもり?」
「え、あ、そこらへんで何か飲み物でも買って来よっかな〜って」
「なんで?」
「いや、なんか勇翔体調悪そうだから…」
「どこ見たらそういう判断になるんだよバーカ」
「なっ?!」
こ、こいつ…人がせっかく心配してるのに、バカって言ったんだけど!?
もっと普通はこう、「ありがと」とか素直にお礼言うところじゃないの?
「だ、だって顔隠してるじゃん!!具合悪いのかなって、そんなの誰でも思うでしょ!?」
私がムッとしてそう言い返すと、勇翔は途端に可笑しそうに笑った。
「何それ、もしかして俺のこと心配してくれたの?」
「〜〜っ!」