隣の席のCOOLBOY
そんな日々が何日も続いた。


あいつの体調は、あまり良くならなくて、しばらく入院することが決まった。


保護者がいないから、今は俺がその代わり。


ほとんど毎日顔を出しに行ってる。



「真希、」



今日はなぜだか、寝息を立てて寝ている。



いつもなら


「あ、駿!ありがとう。今日も来てくれて」



そういうはずなのに、



静かに眠ってるあいつを見てると


どこかに消えてしまいそうで、


気がついたら手を握ってた。



あれから何も知らない顔をして


なんで倒れたのかを聞かずにこいつと接してる。


いつ切り出せばいいのかが分からない



俺が聞いてもいい話なのか、


それも分からない。


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