隣の席のCOOLBOY
もっと早く気がついてやればよかった?


もっと見ておくべきだった?



真希がいない部屋に何度そう問いかけたのか、


そんな日の繰り返し。



「んぅ〜」


起きそうだったから、咄嗟に手を離した。



「あれ、駿……来てくれてたんだ。ごめんね、、、寝ちゃってた。」



目の下には隈ができているから、相当寝られていなかったんだろう。


「ちゃんとご飯食べてる?洗濯は?大丈夫??」



恒例行事のようにそう問う真希は



本当に優しくて、気配りができる子なんだと思った。
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