隣の席のCOOLBOY
そして今に至る。



「どういうことだよ。」




途端に真希は緊張したような顔になって、



「ごめん。駿。」




謝られた。




「言わなくてごめんね。」



「自分を変えなきゃって思って。考えるよりも先に行動しちゃった。」




私の悪い癖なんだ、と笑う目の前の女がどこかにきえてしまいそうで。





抱きしめた。


「え。」



「ごめん、考えるよりも先に行動しちまった」



「要するにこういう事だろ」




間抜けな顔を続ける目の前の女。
< 148 / 226 >

この作品をシェア

pagetop