僕は。
ある日「死」ということを考える授業があった。担任の教師は「世界には生きたくても生きられない人が沢山いる」と言った。僕はそんな人がいるのなら代わってあげたいと思った。こんなことを今言ってしまったらクラス中からおかしな奴と思われるのが怖くて、教師に当てられたら適当にみんなが思いつきそうなことを言った。

僕は学校が大嫌いだった。学校に通っている八割の人間は思っているんじゃないかと思うくらい僕の周りの人間はみんな学校に行きたくないと言う。理由は人それぞれだろうが、だいたいみんな一緒だと思う。めんどくさいとかだるいとかそんな理由。別に僕はそんな理由なんかじゃないとかは思っていない。学校はめんどくさいしだるい。

特に人間関係。
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