学校の怪談
だけど怜美の心はすでに決まっていた。


私はこの子のお姉さんになる。


それで、ずっとずっと大切に育てるのだと。


「わかったわ。そこまで言うならこの子にしましょう」


母親は根負けしたように、そう言ったのだった。
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