Star of Galaxy
とにかく、自分の部屋に入ると急いで制服を脱いで、少しオシャレ目の服に着替える。福地さんの所で弦希くんが奢ってくれるのはいつもデザートで、お昼を奢ってくれるなんて、初めての事。こんな庶民的な商店街のレストランなので、特別高級なお店ではないけれど、ファミレス的では無く、大人が行くイメージのイタリアンレストラン。ワイン好きのお父さんは、お店が終わるとたまにお母さんにサービスの為って言いながら、2人でワインを飲みに行ったりしてる。お母さんにって言いながら、決まってお父さんが千鳥足で帰って来るんだけど。けど、お土産にデザートピザやティラミスを買って帰ってっくれるんで、注意はし無し。お母さんも楽しそうだし。
「行ってきます」
「早く帰って勉強しなさいよ」
「わかってるって」
店を出て、真っすぐ向かい側のレストランに向かう。
「あれ?茶美、福地さんとこ行くのか?」
って、後頭部にお父さんの声が聞こえたけど、聞こえないふりしてレストランの扉を開けて中に入る。
「こんにちは」
「いらっしゃいませ」
出迎えてくれたのはオーナーシェフの福地さん。福地さんは40歳ぐらいで背が高くってく細身でいわゆるイケメン。だけど、独身。
「行ってきます」
「早く帰って勉強しなさいよ」
「わかってるって」
店を出て、真っすぐ向かい側のレストランに向かう。
「あれ?茶美、福地さんとこ行くのか?」
って、後頭部にお父さんの声が聞こえたけど、聞こえないふりしてレストランの扉を開けて中に入る。
「こんにちは」
「いらっしゃいませ」
出迎えてくれたのはオーナーシェフの福地さん。福地さんは40歳ぐらいで背が高くってく細身でいわゆるイケメン。だけど、独身。