Star of Galaxy
「なんか、あからさまにがっかりしてない?」
「してるよ~。ランチ食べれると思って来たんだもん」
「わかったよ、パスタは今度連れてきてやるから、今日は諦めろ」
「ホントに?」
「ホント、ホント」
「わーい。じゃあ喜んで全種類頂きます」
「現金なやつ」
だって、弦希くんとランチデートの確約が出来たってことだもんね。今日のパスタぐらいガマンしますよ。
「とにかく、座って」
弦希くんに促されて指定された席に座る。
「1個ずつ出すから、しっかり味わって、感想言ってね」
そう言ってまず私の前に出されたのは桃を使ったかわいいケーキというより器に入ってジュレが乗ってる爽やかそうな物。弦希くんは私の向かい側に座って、テーブルの上にノートを広げてボールペン片手に私の感想を書きとる態勢になってる。なんか、そんなに見られながらだと、緊張しちゃうんだけど、とりあえず一口スプーンですくって口に運ぶ。
「・・・ん、美味しいっ!」
「どんな風に?」
「え?どんな風にって・・・。ん~っと、桃の味が濃くて、ジュレが甘くて」
「・・・だろうね」
「だろうねって・・・」
なんか、がっかりしてない?どんな風にって聞かれても、食レポなんてしたことないもん。とにかくもう一口食べてみる。やっぱり、桃の味がして美味しいしか出て来ない。どうしよう。困った顔の私を見かねてか、弦希くんがボールペンを置いて、スマホを取り出し、テーブルの上のデザートを1つずつ移し始めた。
「してるよ~。ランチ食べれると思って来たんだもん」
「わかったよ、パスタは今度連れてきてやるから、今日は諦めろ」
「ホントに?」
「ホント、ホント」
「わーい。じゃあ喜んで全種類頂きます」
「現金なやつ」
だって、弦希くんとランチデートの確約が出来たってことだもんね。今日のパスタぐらいガマンしますよ。
「とにかく、座って」
弦希くんに促されて指定された席に座る。
「1個ずつ出すから、しっかり味わって、感想言ってね」
そう言ってまず私の前に出されたのは桃を使ったかわいいケーキというより器に入ってジュレが乗ってる爽やかそうな物。弦希くんは私の向かい側に座って、テーブルの上にノートを広げてボールペン片手に私の感想を書きとる態勢になってる。なんか、そんなに見られながらだと、緊張しちゃうんだけど、とりあえず一口スプーンですくって口に運ぶ。
「・・・ん、美味しいっ!」
「どんな風に?」
「え?どんな風にって・・・。ん~っと、桃の味が濃くて、ジュレが甘くて」
「・・・だろうね」
「だろうねって・・・」
なんか、がっかりしてない?どんな風にって聞かれても、食レポなんてしたことないもん。とにかくもう一口食べてみる。やっぱり、桃の味がして美味しいしか出て来ない。どうしよう。困った顔の私を見かねてか、弦希くんがボールペンを置いて、スマホを取り出し、テーブルの上のデザートを1つずつ移し始めた。