Star of Galaxy
「友達の鈴音がさぁ」
「うん」
「1個上の先輩の事好きなんだけど、その先輩に彼女がいるかわかんないんだよね」
「ふ～ん」
「それで、その先輩に彼女がいるかわかる方法を弦希くんに聞いてみてくれって言われたんで、聞きに来たんだけど」
「なるほどね」
「どうしたらいいと思う？」
「本人に聞けばいいんじゃないの？彼女いますかって」
「それが出来るんだったら弦希くんに相談してません」
「それもそうだな」
「・・・」
「ん？何？」
「今更なんだけど、こういうの、弦希くんに相談して答え出るのかなって」
ほんと、今更だけど、弦希くんと恋愛の話なんてしたことないって事に気づいた。
「何だよ、失礼な奴だな。出るさ、明確な答えが」
「うそ」
弦希くんはパタッと持っていたハサミを作業台に置いた。
「俺を誰だと思ってんだ」
「・・・」
いや、そんなかっこつけた顔されても。引いてる私に気づいてか気づかずか、弦希くんはそのまま話を続けた。
「まぁ、俺の経験からすると」
「経験？」
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