ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
それは……そうだけど。
「それだけじゃないよ」
私はチャーハンを焦がさないように手際よく炒めながら言った。
もちろん、依織くんのこれまでの努力は計り知れないと思う。
草葉先生の力も凄まじいと思う。
だけど……。
「依織くんを信じて、草葉先生と引き合わせてくれた優羅くんがいたから、今の依織くんがいるんだよ」
そう。
全てはそこから。
優羅くんが依織くんの言葉を、依織くんを信じてくれたから。
真っ直ぐに向き合ってくれたから。
手を差し伸べてくれたから……。
だから──────────
「それだけじゃないよ」
私はチャーハンを焦がさないように手際よく炒めながら言った。
もちろん、依織くんのこれまでの努力は計り知れないと思う。
草葉先生の力も凄まじいと思う。
だけど……。
「依織くんを信じて、草葉先生と引き合わせてくれた優羅くんがいたから、今の依織くんがいるんだよ」
そう。
全てはそこから。
優羅くんが依織くんの言葉を、依織くんを信じてくれたから。
真っ直ぐに向き合ってくれたから。
手を差し伸べてくれたから……。
だから──────────