ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
私、対戦相手として張り合いなさすぎる。

提案するの、間違えちゃったな……。

ーカチッカチッ……。

視界に入ったリビングの掛時計。

その針は、二人きりの時間が残り僅かなことを示していて。

…………よし。

ースッ。

「もうすぐみんな帰ってくるし片付けよっか!」

私はそう言ってコントローラーを手にソファーから腰を上げた。

このゲームなら優羅くんも楽しめるはず!と思ってたけど、こんなThe普通の私じゃ張合いなくて楽しめないもんね。

一緒にご飯作れて、ふたりでゲームできて……。

もう十分ラッキーデーだ。
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