ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
なんか今優羅くんの声が聞こえたような……?

「優羅くん、今なんか言っ──────────」

ーギュッ。

…………。

「……えっ?」

優羅くんに聞き返したと同時に、片付けていた私の手を優しく制した大きな手。

えっ、と……???

私はそろーっと手を握る張本人へ視線を向ける。

……あっ。

ードクンッ。

優羅くんの綺麗な瞳と視線が絡まる。

しかも、角度的に優羅くんが上目遣いしてるみたいで。

ードクンッドクンッ。
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