ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「ん」

ーにぎっ。

!?!?

アワアワと慌てふためく私なんてお構い無しに、そっと私の手にゲームのコントローラーを持たせ、その上に自分の手を重ねる優羅くん。

こ、これは!?

「風磨じゃなきゃダメ?」

ービクンっ!

耳元で囁かれたいつもより少し低い声にビクリと体が揺れる。

い、今なんて……風磨くん??

なんで今風磨くんのこと??

“風磨じゃなきゃダメ?”って、一体何の話??

混乱中の思考をなんとか稼働させて、必死に優羅くんの言葉の意味を考える私。

確か、さっき──────────
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