ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
②中高生の味方
♡恋々愛side♡
オレンジのアスファルトに並ぶ2つの影。
『RYTHEM』からの帰り道を、私は凛音くんと並んで歩いていた。
少し斜め前を歩く背中……。
生徒会のみんなと並んでるとこばかり見てたから小さい印象があったけど、その背中は私なんかより全然高くて。
そんな背中を見つめながら、私は一人肩を落とした──────────
* * *
『RYTHEM』のオフィスで凛音くんとバッタリ遭遇してすぐ。
二人して時が止まったように固まった。
「凛音くん、どうしてここに?」
「恋々愛ちゃんこそ!」