ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
なるほど、これの薪を取りに行ってくれてたんだ。

「あら~美味しそうなシチュー♡」

慎吾ちゃんもいつの間にかレッスンルームから出てきて、そのままダイニングチェアに腰掛けた。

あとは凛音くんと寿々森さんだけ……。

「凛音くんたちはまだ作業中?」

「うん。さっき、“先に食べてて”って凛音から連絡来てた」

えっ……。

“先に食べてて”って、頑張ってる二人を差し置いてそんなこと……。

「「「「「いただきます」」」」」

そう考えていた私とは裏腹に、席に着いて早速食べ始めようとするみんな。

えええええ!?

「待たないんですか!?」
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