ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
後ずさりしそうになる足をなんとか一歩一歩、踏みしめる。

だけど……視線が、雰囲気が……。

──────────怖い。

ーグキッ。

「っ!?」

ヒールがぐらついて視界が一瞬にして反転する。

ーバタッ。

嘘……でしょ?

私、コケた……?

思わず手と膝をついて、改めて目を開けるとそこはステージの床で……。

ーザワザワ。

そんな私を見てザワつく会場。

ありえない……こんなっ……!

立たなきゃいけないのは分かってる。
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