ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
だけど足がすくんで動かなくて……。

なんで……なんで本番で!!

なんで……っ。

思わず視界が滲んできた、その時──────────

「お姫様」

……へ?

お姫、様……?

突然頭上から降ってきた声にゆっくりと顔を上げる。

っ!!!

ふわふわの金髪に、くせっ毛の金髪……。

嘘……こんなことって──────────

「お手をどうぞ」

私の目の前には2人の純白の王子様が立っていた。

「お姫様を助けに王子様乱入ね♪」
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