ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「えっ!?」

私は条件反射で両手で顔を覆った。

「桜川は本当に考えてることが顔に出るんだな」

「っ!! そ、それはっ、一番のコンプレックスで……」

恥ずかしい……私またすぐ顔に出して……。

無意識すぎて直そうにも直せない!!

「長所……だろ?」

えっ?

突然の褒め言葉(?)に、私は顔を覆っていた手をよけて梓川くんを見つめた。

……っ!

どうして……。

どうしてそんなに……──────────

「梓川くん……」

悲しい目をしてるの?
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