ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
キラキラしてて眩しいもん。

「風紀委員長の僕も、会場の見回りをすることになりましたので、よろしくお願いします」

「そうなんですね! こちらこそ、よろしくお願いします!」

「よろしく」

キレイに目を細めて微笑む葵くんに私はペコりとお辞儀。

そういえば、今日は全員で会場の見回りをするんだったっけ?

屋台の人たちの異変にすぐ気づけるように、全体に目を配っとかないと!

「あら、葵さんこんなところにいらしたの?」



葵親子の後ろから聞こえてきた、どこかで聞いたことのあるような女性の声。

その声に振り返った二人の背中越しに見えた人影……。
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