ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
そういえば、私と違って、みんな普通の反応だったんだよね……。

梓川くんの進路にうすうす検討はついてたって感じで。

これも幼なじみパワーなのかな?

「きっと、みんな嬉しがってるよ。梓川くんが進路教えてくれて」

「どうだろな」

両手を上げて大喜びはしなかったけど、あの瞬間、なんだか穏やかな雰囲気に包まれた気がして。

ステキな関係だなって心から思った……。

「ねぇねぇ! 恋々愛ちゃんもアイス食べよー!」

「奈雄輝も来いよ」

アイス?

凛音くんたちがビニール袋を持ち上げながら私たちを呼ぶ。

さっきからわちゃわちゃしてたの、アイスだったんだ……。
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