ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
風磨くん、一体どこに向かってるんだろう?

走ってはいないけど、いつもより歩くペースが早くて。

風磨くんをそうさせてるのは一体何?

そして学校を出て10分ほど歩いたところで、ついに──────────

「あ。ふーくん入ってったね」

風磨くんは迷うことなく、とあるお店の中へと入っていった。

「あそこは……」

なんのお店だろう?

オシャレで大人な雰囲気だけど……?

「バーだよ」

「えっ、バー!?」

ボソッと呟かれた声に、目を見開いて勢いよく優羅くんを振り返る私。

な、なんで風磨くんがバーに……。

バーってお酒出すとこだよね?
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